以下は記事「Every Cloudflare feature, available to everyone」 の日本語まとめ(要点整理+背景解説)です。
Cloudflareは今後 約1年をかけて、ほぼすべての機能をエンタープライズ限定から解放し、
どのプランのユーザーでも“セルフサービスで購入・利用できる”モデルへ完全移行すると発表しました。
その第一弾として、ダッシュボードSSO(Single Sign-On) が 全プランで即時利用可能 になります。

Cloudflare、エンタープライズ限定機能を撤廃
― すべてのユーザーに「Enterprise級」を開放へ
何が変わるのか(ポイント整理)
1️⃣ エンタープライズ専用機能の廃止方針
- これまで
- 一部の高度機能 → Enterprise契約のみ
- 有効化には 営業・SEとの打ち合わせが必須
- 今後
- 「Enterprise-only」という概念自体を廃止
- 電話・契約不要/ダッシュボードから即購入・即利用
👉 「使いたいなら、すぐ使えるべき」という思想への転換
2️⃣ 第一弾:ダッシュボード SSO を全ユーザーへ
- 2018年からEnterprise向けに提供していたSSO
- 今回から:
- すべてのプランで即利用可能
- 任意の IdP(IdP連携)
- GitHubログイン(ソーシャルログイン)にも対応
SSO導入のメリット
- ユーザー管理の一元化
- オンボーディング/オフボーディングの自動化
- 認証ポリシーの集中管理
- Zero Trust 機能の多くが同時に有効化
- 👉 最大50ユーザーまで無料
3️⃣ なぜ今までEnterprise限定だったのか
- 大企業向けには:
- 請求書払い
- 個別契約
- 専任サポート
- その結果:
- 高度機能は 「複雑でも人が支える前提」
- セルフサービス向け機能とは 設計思想が分断
👉 プロダクト開発が二層構造になっていた
4️⃣ この方針転換の狙い
- 高度セキュリティ機能の普及 → インターネット全体の安全性向上
- 小規模チーム:
- Enterprise級の設定・制御が可能に
- 既存Enterprise顧客:
- 新機能を 営業を通さず即導入
- Cloudflare社内:
- すべての機能を「誰でも使える設計」にせざるを得なくなる
5️⃣ 今後開放予定の機能例
- apex proxying
- アップロード上限拡張
- その他、要望の多かったEnterprise機能
※
- Magic Transit のような一部機能は利用者が限定的
→ それでも セルフサービス化を進める
6️⃣ 課題:価格・課金モデルの再設計
- Enterprise前提の:
- 請求書
- 年間契約
- 個別メータリング
- これを:
- セルフサービス向けに再構築
- よりシンプルな課金体系へ
👉 プロダクトだけでなく Billing自体も再設計対象
7️⃣ 例外:全員に提供できない機能
- 中国ネットワーク
- 法規制・ライセンス要件が複雑
- 数百万ユーザーへの一律提供は不可
👉 技術ではなく 法的理由による例外
Cloudflareの思想的背景
Cloudflareはこれまでも:
- Universal SSL
- Bot検知
- SaaS間通信の暗号化
など、「本来は大企業だけが使えた機能」を一般化してきた実績があります。
今回の発表はその延長線上であり、
今後リリースされるすべての機能は
“最初からセルフサービスで買える”ことが必須条件
と明言しています。
まとめ(一文で)
Cloudflareは「Enterprise級=一部の大企業の特権」という構造を終わらせ、
高度なインターネット基盤機能を“誰でも即使える標準装備”に変えにいっている。






