Ubuntu Netplanを使ってブリッジインターフェースを設定する方法は?
併せて読みたい → Ubuntu Netplanでブリッジインターフェースを作成する際の一般的なエラーと解決方法
Ubuntu Netplanを使ってブリッジインターフェースを設定する手順
1. ネットワークインターフェースの確認
まず、設定したいネットワークインターフェースの名前を確認します。以下のコマンドを使用します。
baship a
2. 設定ファイルの作成
次に、/etc/netplan/
ディレクトリに新しい設定ファイルを作成します。例えば、99-config.yaml
という名前で作成します。
bashsudo nano /etc/netplan/99-config.yaml
3. 設定内容の記述
以下のようにYAML形式で設定を記述します。ここでは、eth0
とeth1
インターフェースをブリッジして、ブリッジインターフェースbr0
を作成する例を示します。
yamlnetwork:
version: 2
renderer: networkd
ethernets:
eth0:
dhcp4: no
eth1:
dhcp4: no
bridges:
br0:
interfaces: [eth0, eth1]
addresses: [192.168.1.100/24]
gateway4: 192.168.1.1
nameservers:
addresses: [8.8.8.8, 8.8.4.4]
parameters:
stp: true
forward-delay: 4
4. 設定の適用
設定ファイルを保存したら、以下のコマンドで設定を適用します。
bashsudo netplan apply
5. 設定の確認
設定が正しく適用されたかどうかを確認するために、再度ネットワークインターフェースの状態を確認します。
baship a
詳細な説明
- ethernetsセクション: ここでは、ブリッジに含める物理インターフェース(
eth0
とeth1
)を定義します。これらのインターフェースはDHCPを無効にしておきます。 - bridgesセクション:
br0
という名前のブリッジインターフェースを定義します。このブリッジにはeth0
とeth1
が含まれます。ブリッジインターフェースに対して静的IPアドレス、ゲートウェイ、DNSサーバを設定します。 - parametersセクション: ブリッジのパラメータを設定します。ここでは、スパニングツリー(STP)を有効にし、フォワードディレイを4秒に設定しています。
トラブルシューティング
- 設定が反映されない場合: 設定ファイルのインデントやスペースに注意してください。YAML形式はインデントに厳密です。
- ネットワークが接続できない場合: DNSサーバやゲートウェイの設定が正しいか確認してください。
ping
コマンドを使用して接続をテストすることができます。
bashping 8.8.8.8
この手順に従うことで、Netplanを使用してUbuntuでブリッジインターフェースを設定することができます。ブリッジインターフェースは、仮想化環境や複雑なネットワーク設定において非常に有用です。
参考文献:
- Ubuntu22.04で固定IPの設定やDNSの変更をする (netplan)
- Ubuntuについて知ろう 〜 サーバーのネットワークはNetplanで設定
- Netplan network configuration tutorial for beginners – LinuxConfig.org