First Input Delay (FID)とは、初回入力までの遅延時間
First Input Delay (FID)とはGoogleによると
First Input Delay (初回入力までの遅延時間、FID) は、読み込みの応答性を測定するための重要なユーザーを中心とした指標です。これは、応答のないページを操作する場合のユーザー体験を数値化したものであり、FID が短ければ短いほど、そのページがユーザーにとって使いやすいものであることが保証されます。
Google
良い第一印象を与えることがいかに重要かは誰もが知っています。新しい人と出会うとき、そしてウェブ上で体験を構築するときも重要です。
Web 上では、第一印象の良し悪しがお客様がロイヤル ユーザーとなってくれるか、それとも離脱して二度と戻ってこないかの分かれ道となります。そして、一体何が良い印象としてお客様の中に残るのか、またこのサイトがユーザー対してどのような印象を与えているのかをいかに測定するかが課題となります。
サイトが画面にピクセルを描画するスピードは、ユーザーが体験する物語の一部に過ぎません。ユーザーがそのピクセルを操作しようとしたときにサイトがいかに早く反応するかという点も、同様に重要なのです、とグーグルは言っています。
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FIDとは何ですか?
FID は、ユーザーが最初にページを操作したとき (リンクをクリックしたり、ボタンをタップしたり、JavaScript を使用して実装されたカスタム コントロールを使用したりしたとき) から、その操作に応じてブラウザーが実際にイベント ハンドラーの処理を開始するまでの時間を測定します。
良いfid値は2.5秒、悪い値は4.0秒を超え、その間の値は改善が必要
FID における良いスコアとは?
良好なユーザー体験を提供するために、サイトは First Input Delay が 100 ミリ秒以下になるように努力する必要があります。ほぼすべてのユーザーに対してこの目標値を確実に達成するためには、モバイル デバイスとデスクトップ デバイスに分けた上で、総ページロード数の 75 パーセンタイルをしきい値として設定します。
この推奨事項の根拠となる調査および方法論に関する詳細については、「Core Web Vitals の指標のしきい値の定義」を参照してください。
FID の詳細
イベントに応答するコードを書く開発者としては、イベントが発生すればコードはすぐに実行されるものだと思い込みがちです。しかしながらユーザーとしては、スマートフォンで Web ページを読み込み、操作をしようとしているのに何も反応がなくてイライラした経験がきっとあるはずです。
一般的に入力遅延 (別名: 入力レイテンシー) は、ブラウザーのメイン スレッドが何か他の作業で忙しく、ユーザーの操作に (まだ) 応答できない場合に発生します。よくある理由としては、アプリが読み込んでいる大きな JavaScript ファイルの解析と実行でブラウザーがビジー状態になっていることが挙げられます。この間、ブラウザーはイベント リスナーを実行することができなくなります。なぜなら、ブラウザーが読み込んでいる JavaScript がブラウザーに対して別の作業を指示している可能性があるからです。